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日車協連・青年部会、第22回通常総会を開催

23.11.29

日本自動車車体整備協同組合連合会・青年部会(伊倉大介部会長)は5月27日、AP新橋(東京都港区)で第22回通常総会を開催した。出席状況は31単組、出席部会長28人、3単組は委任状を提出し定足数を満たした。

総会に先立ち、伊倉部会長は2年間の経営・組織両プロジェクトの活動を振り返って、「2年間の活動を通して、板金塗装工場が明るい未来に向かうための土壌は作れたと思っている。その一方で、幹事団の取り組みが完全に浸透しなかった面もある」とし、「課題や問題点をそれぞれ個社が理解し、青年部会という組織に対して自社は何をしていくべきかを考えてもらいたい。個社ではできないことが多いが、だからこそ青年部会がある。次年度以降も元気と勇気をもらえる場であってほしい」と述べた。

その後、総会開催の祝辞として日本自動車車体整備協同組合連合会・泰楽秀一理事が「特定整備認証の経過措置期間終了が迫り、改めて組合として全事業所の取得を目指していきたい。また、今年度より高度化車体整備技能講習においてボディーアライニング及びホイールアライメントの車両計測編を進めていく。約4,000事業所の中で3,000人の受講者を目標にしているので、参加協力をお願いしたい」と述べ、「今年度、日車協連として本格的に料金問題に取り組んでいく。車体整備事業をしていて良かったと思える結果を残していきたい」と方針を語った。

続いて2022年度事業・決算報告、2023年度事業計画・収支予算、部会長変更などが審議され、すべて可決承認された。また、任期満了に伴う役員改選では、部会長に小林洋介氏(新潟)が就任。併せて副部会長には金箱学(長野)、松本悟(岐阜)、滝口将史(茨城)、専務に西牧正人(鹿児島)の各氏が選任された。

就任の挨拶に立った小林新部会長は、「初志貫徹」をスローガンとして掲げ、「自動車補修業界にとって文字通り生き残りをかけた重要な2年になると確信している。組織・経営両プロジェクトの活動に加え、ブロック活動として会員増強をテーマに単組資源の最大化を支援していく」と方針を語り、「業界にとって最大のチャンスが来ている。後手ではなく先手を目指し、業界の未来、日本の未来を変えていく。そのためにも業界史上最高の挑戦者となれ」と会員に向けて奮起を促した。

総会後には組織・経営両プロジェクトの各担当メンバーから事業発表が行われた。

組織プロジェクト

「環境対応型組織」を目標に、次世代に自信を持ってもらうため、自動車補修業界のブランディングに注力していく。
 特定整備認証取得への取り組み、SDGsへの取り組み、情報発信ツールの確立の3つをメイン事業とし活動を行う。特定整備認証取得への取り組みは未取得工場への資格取得に向けたサポートを行い、青年部会の取得率100%を目指す。SDGsへの取り組みは廃棄物を活用したコンテストを開催し、社会への認知度アップを図る。情報発信ツールの確立は、LINE公式アカウントの運用を開始し、一般ユーザーへアピールをしていく。

経営プロジェクト

「個社の経営基盤の強化」をテーマとして、経営基盤の強化、直需集客問題、BP×他事業、コンプライアンスを軸に活動する。
 個社のスキルアップを念頭に、オンラインアカデミー再配信や決算書の読み方など新規コンテンツを追加。各講師・企業による価格転嫁、レーバーレート計算セミナーなどを開催し、経営を続けるにあたって山積する問題の解決の糸口を提供していく。