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自動車車体整備士、実技試験を導入

23.11.29

自動車整備士技能検定 自動車車体整備士 実技試験(以後、実技試験)が12月10日に開催される。実技試験が行われるのは今回が初めて。合格すると120時間の学科・実技講習が免除される。

実技試験導入の背景には県土が広い地方の負担軽減がある。たとえば、北海道自動車車体整備協同組合連合会の二養講習の受講者のなかには、片道2~3時間かけて移動している場合がある。

本来、北海道車協は連合会であり、制度上は各地域の単組で二養講習が開催可能だ。しかし、経費や整備振興会との連携で折り合いがつかず、実施が難しい単組出ている。その結果、近隣で二養講習を実施している地域で参加することになるが、県土が広いためどうしても移動に時間がかかってしまう受講者が出ていた。1日講義に参加するだけで2泊3日するケースも散見され、受講者はもちろん、送り出す企業にとっても負担が重くなっていた。

日本自動車車体整備協同組合連合会は、こうした地方の実情を国土交通省に訴え、120時間の学科・実技講習に代わる実技試験の実施にこぎつけた。

実技試験の概要は下記の通り。

■受付期間 10月16~20日
■試験日 12月10日
■試験会場 未定(全国5個所で検討中)
■受験資格 2年以内に学科試験に合格した者(合格発表日 から起算して受験の申請日までの間で2年以内 実技試験を先に受験できない)
■受験費用 14,100円(先に受ける学科試験は7,300円で別途必要)