日本自動車車体整備協同組合連合会は1月27、28日、TKP秋葉原カンファレンスセンター(東京都千代田区)、TKPガーデンシティ東梅田(大阪市北区)にて、「令和5年度 中小企業組合等課題対応支援事業 成果普及講習会」を開催した。
日車協連はSDGs宣言を目指し、調査・研究委員会が中心となって各種委員会を立ち上げ検討を重ねてきたもの。
講習内容は
- 事業に取り組む背景と目的
- ビジョン策定に向けた調査概要
- 日車協連が目指すべき姿
の3章に分けて行われた。
今後のアクションプランとして、
- 高度な車体整備技術を次世代に継承する教育体制の構築
- 自動車車体整備業界からサーキュラーエコノミー(循環経済とも言われ、廃棄物の発生を最小限に留める経済システムのこと)を実践
- 各種法令を遵守した地球環境・労働者に優しい事業
- あらゆる自動車に対応した強靭な整備体制の構築
が示された。
同時に短期・中長期ビジョンでは
- 指数対応単価の上昇
- 自動車リサイクル団体とのパートナーシップ構築
- コンプライアンスチェックシートの活用
- 水性塗料等の普及促進
- 各地のディーラーとの連携強化
- 2030年までに自動車車体整備事業者の日車協連への加盟率70%
- 2030年までに全組合員数に占める「先進安全自動車対応 優良車体整備事業者」認定工場60%
などが掲げられた。