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損害保険料率算出機構、『自動車保険の概況』を発表

25.08.18

損害保険料率算出機構は4月25日に『自動車保険の概況』を発表した。2024年版には2023年度の統計が記されている。

2023年度における任意保険の保険料は3兆8,729億円となり、前年の3兆8,514億円から0.56%増とほぼ横ばいであった。一方、支払保険金は2兆609億円となり、前年の1兆9,085億円から7.99%増加した。

収入保険料に占める支払保険金の割合で求めた簡易的な損害率は53.21%となり、50%を超えるのは2019年以来となる。また、事故あり係数導入後の保険料収入になった2014年以降では最も支払い保険料の割合が高くなった。なお、本来の損害率は損害保険会社が社費で行っている事故調査の費用を支払いに含める必要がある。

車両1台あたりの修理費は、対物賠償では387,107円(前年比+6.52%)、車両では363,149円(前年比+4.54%)となった。